がん研有明病院へ転院後、右胸の影の正体を調べるため、針生検をすることに。
「8割がんの疑い」と宣告を受けていた私は、すでに肝が据わっていました。
本日の記事は、針生検の様子とこの闘病を機に変化していった生活習慣についてお話していきたいと思います。
最後までどうぞお付き合いください。
乳がんと病名がついたら、こちらの本を読むことをお勧めします。乳がんに関する正しい情報を得ることができます。私もこの本に助けられました。
人生2度目の針生検
2016年最初のしこり(良性)が発見されたとき受けた針生検から5年後。2021年11月、2度目の針生検を受けることになりました。2度目と言っても、検査は緊張します。
- 受付を済ませた後、呼び出し機の指示に従い、処置室の方へ移動。部屋に通され、上半身はだかになり処置着に着替えます。
- 薄暗い処置室の中央にはベッドが置かれていて、仰向けに寝るように指示を受けます。胸元は明るく照らされ、まずは胸の消毒。医師・看護師さんたちは全員女性。ホットしたことを思い出します。
- 皮膚と乳房内に麻酔が打たれます。「麻酔が本日の一番痛いところ」と言われ、ぐっと我慢。でも、意外に大丈夫!チックとするだけ。
- 医師はモニターで確認しながら、私のがん細胞にめがけて針を入れていきます。麻酔が効いているので痛みはゼロ。
- がん細胞に針が到着すると、バチンっと大きな音が鳴り響き、組織を採取していきます。その振動で私の細胞が「ぶるっと」震えるのがモニター越しに確認できました。
- 数回組織を採取した後、30分程で検査は終了。その後ベッド上で止血のため5~10分ほど掌で胸を圧迫されます。
今回の乳房針生検に関する資料は下記のとおりです。病院から事前に資料を受け取っていましたので、検査前から手順などは把握していました。がん研有明病院はこのように検査についての資料が都度渡されるので、安心して臨むことができました。
入浴、運動、アルコールは控える
着替えを終わらせ処置室を出たところで、看護師さんによる注意事項の説明を受けます。
- 入浴、激しい運動、アルコールは禁止
- 翌日傷口のガーゼを外し、傷口の確認が必要
この頃アルコールを毎日たしなむことが日課になっていましたが、この日はおあずけ。出血につながる恐れがあるので、控える必要があります。
翌日は自分で傷口のガーゼを外し、傷口が問題ないことを確認。傷口は5ミリ弱うっすらありました。内出血が起きていて、変色もあります。この内出血は数週間かけて徐々に薄くなるので問題ありません。痛みや腫れも若干ありますが、数週間ほどで消えます。
針生検後の注意事項も下記資料のように書面で渡されます。聞き逃しや誤解の心配もなく、安心ですね。
本日のお会計は、6200円。
痛み止めの薬が病院内で処方され、すぐ飲むように言われていたので服用しました。
次回の診察は、2週間後。私の細胞の正体が判明する日です。
生活習慣の見直しのきっかけ
若気の至りで20代の頃は少々ムチャなこともしました。
しかし、直近の10年は運動、食事も十分気を付けていた自称「健康オタク」。ただし1点汚点を挙げれば、この10年間で徐々に飲酒習慣がついたこと。
今回がんの疑いを指摘されたのを機に、再度生活習慣の見直しを考えるようになりました。
がん研有明病院へ転院してからは、針生検などの検査前に「サプリメントを中止」するように言われます。サプリメントが私の大切な栄養源だったので、少々不安でした。
自称「健康オタク」の私は、がんを患う直前までスポーツジムで筋トレ、有酸素運動を週5日以上激しく行っていました。
ただ今思うと、過剰な運動だったと反省しています。中程度の運動は健康に不可欠ですが、過剰な運動はマイナスに。活性酸素を生み出し、体の細胞を傷つけてしまいます。
食事に関しては、肉、肉、肉ざんまい!「野菜はサプリメントから補えばよい」程度しか考えておらず、お粗末。野菜不足が顕著でした。
当時筋トレYoutuberさんの動画にハマり、影響を受けていたのは否めません。彼らは野菜嫌いを公言し、サプリメント崇拝をしていました。自分も彼らを模し、サプリメントに多額を投じていました。
また、そのころ加工食品に関する知識も乏しく、人工甘味料で毎日調理。人工甘味料については、いまだに科学的な結論が出ていません。
しかし、不明だからこそ、摂取しない方がいいのではないかと今は考えています。
がんは私の人生観、死生観に大きく影響を与えました。がんを機に、栄養学について再度学び始め、今現在も毎日勉強しています。
私が影響を受けた書籍をまとめた記事です。
- 「16時間断食ダイエット」
- 「野菜スープ」
- 「アルコールの闇」
に関する記事です。体は人それぞれ、反応も違います。
ただし、私はこれらを実行することにより、体調も良く充実した日々を送っています。もし、体調不良で悩んでいたら、ぜひ参考にしてみてください。
特にアルコールに関しては、飲酒が習慣化すると、断酒が厳しくなります。私も最初「断酒まで不要だろう」と否定的でしたが、一度断酒しだすと、手に取るように、体が快調に向かいます!
腰のあたりに感じていた「重さ」が自然と解消。肝臓が悲鳴を上げていたのでしょう。
明らかに栄養に偏りがあったことに反省です。
本日のまとめ
2021年11月25日人生2度目の針生検を終了。結果は2週間後の診察時に告知されます。
その間主人と話を重ね、乳がんの書籍で勉強。最悪のケースを想定し、準備していました。また、手術は体力も必要です。ジムに週4日ほど通い、中程度の筋トレ、ウォーキングを行っていました。
この頃から今まで信じていたことを再度確認する作業を開始。食事、運動に関する書籍を中心に読み始め、病気になるしくみを学んでいきました。
すべての病気は、「細胞レベル」から始まります。加齢やストレスによって細胞は衰えますが、適度な運動、安全でバランスの良い食事をすれば老化のスピードを遅らせることが可能です。
乳がんを機に私は、
- サプリメントのみに頼るのをやめました
- 加工食品、食品添加物を避けています
- whole food(加工されていない食材)を食すように心がけています
- 緑黄色野菜を中心に新鮮な野菜を食べています
- 楽しみだった「アルコール」を止めました
- 運動は中程度で抑えています
- 最低6時間以上の睡眠を心がけています
次回は、がん告知と入院にあたっての準備についてお話していきます。本日も最後までどうもありがとうございました。