最近アルコール摂取量が増えていませんか?
「アルコールは適量なら薬だ!」的な言い伝えを子供のころから耳にし、学校でもアルコールの害を教育しない日本。「適量ならOK」と言う医師も多数存在します。
しかし、覚えておいてください。
一旦飲酒の習慣が定着すると、飲酒量は増え続け、本人の自覚なしにアルコール依存症に陥る危険性があることを。
アルコールの正しい認識は、
- 薬物
- 合法化された薬物
と、あるべきです。
この記事では、下記のことをどこよりも詳しく解説しています。
- アルコールの害
- 断酒によるダイエット効果
- 断酒による老化防止効果
断酒が、健康・美容への一番の近道!それでは、一緒に学んでいきましょう。
「酒は百薬の長」の本当の意味とは?
「酒は百薬の長」ってよく耳にしますね。
ほとんどの日本人の解釈はこうでしょう。
- 「適量のお酒は、薬になる」
でも、実はこの解釈、本来の意味とかなりズレがあのです!この言葉に隠されている本当の意味とは,,,
税収増加が目的だった!
税収目的だった!
歴史をさかのぼること、中国新の時代。皇帝王莽(おうもう)が考えた言葉。彼は、国の財力を潤いたく「酒は薬だ!」と世に広め、国民に酒をたくさん飲むことをあおったのです。
国民が酒を飲めば飲むほど、たくさんの税収が入るしくみ。
え、ウソ?と思うかもしれませんが、これホントの話。
酒飲みの言い訳にもなっている
- 「酒は百薬の長」を盾にして、飲むことを正当化していませんか?!
- 「適量の酒は薬なんだ!」と言いつつ、本当に「適量」飲めていますか?!
いいえ、どんどん酒量が増えて、健康を害していませんか?!飲酒の翌日、自己嫌悪にさいなまれていませんか?
厚生労働省は「適量」なアルコール量を1日あたり平均20グラム程度と定めています。アルコール飲料で表すと、
<アルコール20gの目安>
- ビール中ビン1本
- 日本酒1合
- チューハイ(7%)350mL缶1本
- ウィスキーダブル1杯
20歳で飲み始めた頃は、この量で充分でしたが、今はどうでしょうか?飲酒を習慣にしている人は、この量では全く満足しないはずです。
では、どうして酒量がどんどん増え続けてしまうのか?水など飲み続けていても量が天井なしに増え続けることは起こりません。
アルコールは、薬物です!
なぜなら、アルコールは耐性ができやすく、依存性の強い薬物だからです!
アルコールは依存性が高く、離脱症状が厳しい薬物なのね。
アルコールはよく「嗜好品」としてとらえられますが、お茶やコーヒーのような嗜好品の分類とはわけが違います。
また、さらに追い打ちをかけるのが、「ストロング系チューハイ」の存在。安くて簡単に酔えると言って最近人気の商品。
しかし、薬物依存研究者の第一人者松本氏が警笛を鳴らしています。
ストロング系缶チューハイは、人工甘味料+エチルアルコールから製造されます。エチルアルコールは依存性の高い薬物で、注意が必要な物質。
ストロング系チューハイの注意点は、
- 人工甘味料によるジュースのような甘い口当たり
- アルコールが本来苦手な人でもグイグイ飲める
- 安価で購入しやすい
- コンビニでも簡単に手に入る
- 金欠の学生でも、ストロング系缶チューハイなら飲める
将来アルコール依存症になる人を増産していませんか?
アルコールは、身体的悪影響が大きい
このように安価なアルコール飲料が手に入りやすくなった今、より依存症のリスクが上がっているのです。
アルコールを摂取し続けると、体内のアルコール耐性が強くなり、摂取量が増えていきます。飲酒習慣を繰り返すと、気付けば最初のころよりも何倍もの量を飲んでいるのです。これが、アルコール依存症への入り口となるのです。
アルコール依存症は、20歳から飲み始め、数十年以上かけてかかる病気。そして、飲酒習慣が長くなると、慢性毒性として以下のような疾病が起こり始めます。
肝臓病、脳の萎縮、すい炎や糖尿病、骨粗しょう症、がんリスクの増加
しかし、世の中は「適量の酒は健康に良い」と言いながら許容し続け、国民は酒が原因で健康を害しているのです。
では、どうして「酒の害」が世の中にもっと広まらないのでしょうか?
アルコールの害を発せられない理由
TVをつけると、有名俳優たちがおいしそうにお酒をグイグイ飲んでいるCMよく目にしますね。春夏秋冬、季節に合ったアルコール飲料の宣伝。
そうです、アルコール飲料を製造しているメーカーは、TV局や新聞、雑誌の大スポンサーなのです。
なので、マスメディアは、大々的にアルコール害を報道できないのです。
それだけではありません。日本にとって、酒税は大切な国の財源。事実、「適量なら飲んでも大丈夫」と厚生労働省のお墨付き。
「アルコールは有害だ!」なんて言ったら、スポンサー契約が取りやめられ、税収もダウン!
これが現実、大人の事情なのです。
- アルコール飲料メーカーは、メディアの大スポンサー
- メディアは、大スポンサーに忖度し、アルコールの害を報道できない
- 酒税は、国の大切な財源
- 国民が酒を飲めば飲むほど、税収&メーカー利益アップ!
- メーカー利益アップにより、広告費も増加!
- メディアはメーカーにより忖度する結果に
学校でアルコール弊害の教育をすべし!
メディアで有害性を大々的に言えないなら、学校教育現場で子供たちに教えたらどうでしょうか?違法性麻薬の危険性を教える時間と一緒に。
子供のころにアルコールの有害性知識があれば、飲酒の際に気を付けるでしょう。もしくは、最初から飲まないという選択肢を選ぶかもしれません。
国が酒税(収入)を考慮した結果、医療費(支出)が増大しているのも事実です。なぜなら、アルコールを長期間飲み続けた結果、依存症者が増えるだけでなく、がんや脳萎縮、肝臓病などの疾病も増加しているのです。
高齢者の割合がどんどん増えている今、医療費が私たちに重くのしかかっています。
だからこそ、国民が健康でいられるように、もっとアルコール弊害の教育を子供のころからすべきなのです。
- 目先の酒税(収入)にとらわれず、医療費(支出)に目を向けるべき!
- 教育現場でアルコールの有害性を教えるべき!
- 「適量の酒はok」はウソ!
低糖質アルコールの落とし穴
よく雑誌やネットで「低糖質アルコールなら、ダイエット中でも気にせず飲める!」と目にしますね。これ真実だと思いますか?
こたえは、
- ダイエット中であれば、断酒すべき!
理由は簡単。
- アルコールが体内に入ると、脳の満腹中枢がマヒ
- 食欲が増進
- 食べすぎの原因
飲酒経験があれば、ご理解いただけますね?飲むと食べ過ぎてしまう。「低糖質のお酒ならOK」なんてもっての外!
これには、メーカーの下心が隠されているのです。
「ダイエット中でも飲んでほしい!」と。
しかも、お酒を飲めば「おつまみ」が食べたくなります。脂っこい揚げ物とお酒は最高の相性!
「糖質〇〇%オフ」を片手に、おつまみをガッツリ食べる。アルコールにより正しい判断力が失われ、満腹中枢も破壊されているので、底抜けに食べ続ける!
そして、最後に得たものは、
- 翌朝の罪悪感
- 体調不良
- アルコール依存症の危機
翌朝の罪悪感は、サイテーよね
- 私たちは、メーカー&国の手のひらで踊らされているのです!
エンプティーカロリーの落とし穴
「お酒はエンプティカロリーだから太らない!」と、今だに信じている人いますか?!
覚えてください!
エンプティー(空)の意味は、
- 「カロリーゼロ」ではなく
- 「栄養素がゼロ」
- 栄養素が空っぽということです!
事実、アルコール自体のカロリーは1グラムあたり7キロカロリーあります。飲めば、追加のカロリーになるのです。ちなみに他の栄養素のカロリーは下記の通り。
- 炭水化物:4キロカロリー
- たんぱく質:4キロカロリー
- 脂質:9キロカロリー
これだったら、栄養豊富な食品を食べて、お腹も満足したくありませんか?
お酒は液体で咀嚼が不要なため、満腹感も得られません。しかも、満腹中枢が鈍化するので、より爆食いの原因に。
その上、分解しきれないアルコールは体脂肪としてため込まれる始末。
まさにアルコールの負のスパイラル!
アルコールは、最初から飲まないのに越したことはないわ!
断酒はダイエットを加速させる!
断酒は、健康のみならず、ダイエットも加速させます。断酒によるダイエット効果の法則はとてもシンプル!
断酒をすれば、
- アルコールによる脳への影響がゼロ!
- 満腹中枢が正常に働く
- 暴食を防げる
- アルコール自体のカロリーも入ってこない
他にもいい影響が!体内へアルコールが入らないので、
- アルコールの分解が不要
- 肝臓の負担が激減
- 腸内環境が整えられる
- 短鎖脂肪酸が増加
- 痩せやすい状態が続く
まさしく、断酒こそがダイエットの近道ね!
臓器への負担が減少、美肌&老化防止にもなる!
断酒は、ダイエットや肝臓のみに良い影響があるだけではありません。各臓器への負担も激減します。断酒をすれば、
- 体への負担が激減
- 体内の栄養・酸素・水分などの循環が改善
- 美肌効果・老化防止
断酒すれば、美肌を得て、老化を遅らせることもできる!
しかし、アルコールを摂取すれば、肌の乾燥は以下のようにして促進されてしまいます。
- アルコールは利尿作用がある
- 飲酒すると体内の水分量が低下
- アルコールを分解するにも水分が必要
- より脱水症状に陥いる
- 水分を吸収するためのホルモン生成を阻害
- より肌の乾燥が増加
飲酒で体がカラカラね!老化一途をたどるのみ!
飲酒は、肌トラブルのもとになるのです!
- 体内の水分量低下
- ヒアルロン酸量低下
- むくみ、乾燥、シワ、ニキビ、目の下のクマなどの肌トラブルが多数!
アルコール摂取で、肌の老化が促進されるわ!
老化の原因AGEsが増加
他にもデメリットが!飲酒により体のコゲ(AGEs)も増加するのです。
AGEs=最終糖化産物のことで、誰でも体内に有しています。AGEsは体のコゲの指数にもなり、老化が進んでいる人は、AGEs量も多いのです。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドへ分解され、この物質が体内のたんぱく質と結合し、AGEsが生産されます。AGEsは、糖尿病、慢性腎不全、アルツハイマー型認知症などの変性疾患を悪化させると言われています。
- AGEs=アセトアルデヒド+たんぱく質
- 老化の原因となるAGEsを増やしたくなければ、断酒のみ!
本日のまとめ
「アルコールの闇」を理解していただけましたでしょうか?記事のとおり、闇は深くメーカー&国の陰謀が根底にあり、私たちの体をむしばんでいるのです。
より健康に人生を送りたいのであれば、世の中にだまされずに、今すぐ断酒すべきです。
もう一度繰り返します。
- アルコール=薬物
酒は、依存性が高く、飲む習慣がつくと「適量」をキープすることは困難。そして、知らない間に依存症へと陥ってしまう危険薬物なのです。
ネット社会の今、いろいろな情報が簡単に手に入り、便利になりました。だからこそ、「情報リテラシー」が問われています。正しい情報へアクセスし、間違った情報に惑わされないことを。
健康リテラシーの高い人たちは、
- オートファジーを利用した16時間ダイエットを実践し
- 「まごわやさしい」食材を使い
- 野菜はスープで食べる
- 適度な運動をし
- そして本日学んだ断酒も取り入れる
より健康で、幸せにいきましょう!最後までお付き合いいただきありがとうございました。