本日の記事は、がん研有明病院での入院準備について詳しく解説。
入院に必要な手続き、持ち物、追加料金かかる4人部屋(窓側)などについて解説します。
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入退院支援室での面談
2022年2月10日外来の日。まず最初は、看護師・薬剤師面談を行いました。
1階タリーズコーヒー横に入退院支援室があります。病院建屋の一番奥まった目立たない場所。
この面談で主に下記の内容を確認します。
- 薬と食品アレルギー
- 既往歴の確認
去年秋に乳がんの疑いが指摘されてからは、指示に従ってプロテインを含むサプリメントは全部中止。そういうことも含め、お伝えしました。
食品アレルギーに関しては、入院中の食事に反映されます。
医師による手術、後遺症等の説明
入院前の最終診察を行いました。担当医師が書面でわかりやすく説明。
- 非浸潤がん、リンパ節転移なし⇒リンパ節に関する手術なし
- がんの広がり:20x15mm程度と予想
- 手術時にチタン製クリップ4か所胸に埋め込まれる
- 次の治療(放射線治療)用にがんの病巣を明確にするため
- 手術予想時間は1.5時間、麻酔時間を含めると2.5時間
手術方法、後遺症等の説明がありました。私が感じた後遺症は次の通りです。
- 創部の液体貯留(胸の腫れ)
- 皮膚の知覚障害
- 手術したところが固くなる
- 最終的な診断は手術で採ったがん細胞の病理検査後、判明
- 術前の画像では、約20ミリのがんの広がりと予想
- 手術で採取した細胞の端までがんが確認されると、再手術の可能性あり
- 端までがん細胞が確認=がんの取り残しがあると判断=再手術必要
- 一抹の不安は残った
ステージ0と言っても、敵はがんなので油断禁物。
入院案内について
次に1階9番にある「入院案内室」へ向いました。
発券機で番号札を取り、順番を待ちます。自分の順番が呼ばれ入室すると、パンフレット、資料が渡されます。
入院に関する説明を受けます。入院手続きに必要なものは下記のとおりです。早めに準備しておきましょう。
<入院手続きに必要なもの>
- 戸籍抄本、戸籍謄本または本籍の記載のある住民票(本人のみ)
- 入院同意書
- 特別療養環境費(差額ベッド代)同意書
- 問診表(初回入院のみ)
- 保険証・受給者証(高齢者医療、その他公費負担医療等)
- 診察券
- 印鑑(シャチハタ可)
- 筆記用具
- 限度額適用認定書(お持ちの方のみ)
入院時の必要な身の回り品は次のとおりです。
<入院時に必要な身の回り品>
- 現在服用中のお薬
- 室内履き(ゴム底で滑りにくく音がしないもの、スリッパ不可)
- 下着類
- ガウン又は上に羽織るもの(前開き)
- 洗面、洗髪用具一式
- タオル、バスタオル(レンタル制度あり)
- ティッシュペーパー
- お箸、スプーン、湯飲み(使い捨てが便利です)
- テレビ用イヤホン
- 不織布マスク
上記は入院時必ず必要なもの。そのほかに私が実際に持参したものは下記のとおりです。
その他あると便利グッズ:
- コーヒー、紅茶ティーバッグなどお好みのドリンク
- 電子書籍(Kindle Paperwhite)
- クリアファイル
- ランニングシューズ(外履き)
- 耳栓
- クッション
- エコバッグ(入浴時の荷物入れ)
- 電子機器類のケーブル
ベッド差額申し込み
入院案内時に部屋の希望を尋ねられます。私は下記の内容で申し込みました。
第一希望:「4人部屋窓側」(追加約5,000円/泊)
第二希望:「4人部屋廊下側」(追加料金なし)
窓側のメリットとして、
- 病室からの眺望
- 開放感
窓からの景色が見渡せれば、狭い4人部屋でも開放感が得られます。ただし、2月の真冬にも関わらず、下記のようなデメリットが発生。
- 日差しが強い
- UV対策が必要
- カーテンを閉めると眺望を楽しめない
晴れた日は日差しが強く、カーテンを閉めざるを得ない状況。これでは、眺望が楽しめません。
確かに4人部屋は空間が狭く圧迫感もあります。ましてや廊下側ですと、日差しが届かない分終日暗く感じます。
ただ、1日5000円の追加料金の価値があるかどうかは、微妙なところ。総体的に判断し、廊下側で十分と考えました。
窓側4人部屋は微妙な選択だったわ。個室入院できるよう頑張らないと!
患者衣、タオルレンタルのススメ
入院案内の際に、入院セットレンタルの資料が渡されます。申し込みは入院日当日となります。
- 患者衣・タオルがセットとなっている「Cプラン」を申し込む
- 日額税込み528円(当時)
- 料金は日額制、枚数による料金変動なし、契約期間中毎日料金が発生
- 荷物も少なく済み、衛生管理上の観点からも、患者衣・タオルセット申し込みは正解でした。
- 入院費と別に請求書が後日送付されてきます。コンビニ払いでした。
麻酔科医師との面談
日付は別でしたが、麻酔科医師との面談もありました。麻酔の合併症などの説明があり、今までの麻酔歴についても尋ねられます。
書面が渡されますので、理解しやすかったです。
乳房撮影
患者さんは手術の影響で自分の胸がどう変化するのか不安です。もし予測できるシステムが将来整えば、同じ病気で苦しんでいる方たちの助けになれると思い、研究に参加することにしました。
撮影はあっという間に終了。
入院前抗原検査
入院が2月20日(日)だったので、直前の金曜日に来院し、抗原検査を行いました。玄関入り口右手側に検査場所が設けられています。防護服で身を固めた検査官が、鼻の中に綿棒を入れ、採取、即終了。待ち時間もなく、終えることができました。
結果は病院アプリに来るので、アプリは事前にダウンロードしときましょう。
陰性だったので、予定通り入院が決定。
歯の治療、クリーニングを終えておきましょう
手術前に、歯の治療、クリーニングを終えましょう。
口の中は細菌だらけ!手術前から口の中をきれいにし、麻酔の影響による肺炎予防が大切。
私は年2回歯科検診をしているので、手術前の処置は不要でした。日頃の歯科検診の重要性を改めて感じました。
マニキュア、貴金属類を外しましょう
手術を受ける前、「外すもの」がたくさんあります。
- ジェルネイル、ネイルチップ、マニキュア、ペディキュア、ピアスなど事前に外す。手術の電気メス使用時に、貴金属類が反応し、やけどの原因。
- 指輪は予め外す。手術の影響で体がむくみます。指輪の締め付けがあると、うっ血の原因になり危険。
- エクステンション、つけまつげなどは事前に外す。手術中は目を保護するため目の上にテープが貼られます。付けたままですと、破損したり、角膜損傷などの危険性があります。
私は「腕時計のみ」装着し、入院しました。
本日のまとめ
手術日が決まると入院10日程前から通院回数が増え、いろいろ準備を開始します。通院回数が増え時間が割かれるので、持ち物準備はできるだけ早めに済ませておきましょう。
入院直前は、病院からもらった資料や乳がんに関する書籍を読み返したり、荷物の再確認などをして準備していました。
また、感染予防の観点から入院2週間前からジムも休みました。
手術にあたって再度思うことは、日頃より全身の状態を整えておく大切さです。乳がん手術ではありますが、口腔衛生が問われます。私は膝の手術をしているため、筋力の低下を懸念しておりました。
いかに健康が大切か、また健康は当たり前のことではなく、奇跡の連続であるのだと痛感しました。
次回は、3泊4日の入院の様子を説明します。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。